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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻4号

2006年04月発行

文献概要

連載 感染症実地疫学・4

FETPの活動と日常

著者: 松井珠乃1

所属機関: 1国立感染症研究所感染症情報センター

ページ範囲:P.304 - P.307

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FETPについて

 日本において,FETP(実地疫学専門家養成コース)は,感染症危機管理対応の人材を育成することを目的に,1999年9月に産声をあげました.自治体などからFETPに派遣された研修生は,国立感染症研究所(以下,感染研)をベースとして,2年間にわたり感染症疫学に関する研修を受けながら実務を行う中で,各人の実地疫学に関するスキルアップが期待されるとともに,各種の活動を通して,国内外の様々なネットワーク構築を積極的に行うことができます.

 国際的には,1997年に結成されたTEPHINET(Training Programs in Epidemiology and Public Health Interventions Network)というFETPのネットワークがあり,日本のFETPもその一翼を担っています.

参考文献

1) 太田正樹ら:海外渡航者のコレラ集積例, 2005年. 病原微生物検出情報27(1): 7-8, 2006
2) German RR, et al: Updated Guidelines for Evaluating Public Health Surveillance Systems. MMWR 50 (RR13): 1-35, 2001
3) Fujii H, et al: Evaluation of a Sentinel Surveillance System for Influenza, 1995-2000, Kyoto City, Japan. Jpn J Infect Dis 55(1): 23-26, 2002
4) Fujii H, et al: Evaluation of the School Health Surveillance System for Influenza, Tokyo, 1999-2000. Jpn J Infect Dis 55(3): 97-99, 2002
5) 田中毅ら:ドイツのウイルス性出血熱輸入例対策―WHO新興ウイルス感染症対策指針に基づく日本の現行システムとの比較. 日本公衛誌49(6): 564-573, 2002
6) Matsui T, et al: Evaluation of National Tsutsugamushi Disease Surveillance―Japan, 2000. Jpn. J Infect Dis 55(6): 197-203, 2002
7) 松井珠乃ら:地方衛生研究所におけるツツガムシ病診断の現状―アンケートによる調査結果と感染症発生動向調査との比較. 感染症学雑誌78(3): 248-252, 2004
8) 砂川富正:アウトブレイク対応における感染症情報の確認(verification)とは. 公衆衛生69(11): 870-874, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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