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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻4号

2006年04月発行

文献概要

連載 エイズ対策を評価する・4

HIV医療の問題点(下)

著者: 根岸昌功1 稲垣智一2 宮澤豊3 岩室紳也4 上野泰弘2

所属機関: 1東京都立駒込病院感染症科 2東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課 3東京都立豊島病院 4(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター

ページ範囲:P.312 - P.317

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スタンダードがないHIV医療

根岸 保険での医療技術が画一化されているということが大きいと思うのです.例えばHAART療法でエファビレンツという薬を使うことになったとしても,血中濃度を測定したほうがよい.これも結局,最先端のものを目指すということになり,今の保険制度の中に入ってこないものを導入するか,しないかという問題が出てきます.

 拠点病院の技術をメインに考えるとしたならば,そのルートがあるかないかによって,患者さんのほうで選ぶコマが大分違ってきますね.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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