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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻6号

2006年06月発行

文献概要

特集 越境!公衆衛生

イギリスにおける公衆衛生体制の再構築―わが国が学ぶべきこと

著者: 武村真治1

所属機関: 1国立保健医療科学院公衆衛生政策部地域保健システム室

ページ範囲:P.428 - P.431

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 イギリスは公衆衛生の発祥の地であり,世界で最初に公衆衛生体制が確立した国である.しかしその発展の経緯は紆余曲折であり,社会情勢などの変化に対応するために絶えず制度改革を繰り返してきた.そして現在もなお,公衆衛生体制の再構築が進行中である.

 本稿では,イギリスの公衆衛生体制の現状を,その歴史的な経緯を踏まえた上で概観するとともに,わが国の公衆衛生体制の再構築を検討する上で,イギリスの経験から学ぶべきことについて考察する.

 なおイギリス(連合王国)は,イングランド,ウェールズ,スコットランド,北アイルランドの4つの国に分かれているが,以下では,人口の8割以上が居住するイングランドの状況を報告する.

参考文献

1) Department of Health: Shifting the balance of power. The next steps. London, 2002
2) 橋本正己:公衆衛生現代史論. 光生館, 1981
3) 多田羅浩三:公衆衛生の思想―歴史からの教訓. 医学書院, 1999
4) Department of Health: Getting ahead of the curve. A strategy for combating infectious diseases (including other aspects of health protection). London, 2002
5) Secretary of State for Health: The new NHS, Modern, Dependable. The Stationery Office, London, 1997
6) 武村真治:イギリスの健康危機管理体制の実態とわが国への適用可能性. 公衆衛生70(3): 185-188, 2006
7) Secretary of State for Health: Saving lives; Our healthier nation. The Stationery Office, London, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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