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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻6号

2006年06月発行

文献概要

特集 越境!公衆衛生

制度改革と今後の公衆衛生活動の方向性について

著者: 田上豊資1

所属機関: 1高知県健康福祉部

ページ範囲:P.451 - P.454

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 「制度の持続可能性」の旗印の下に,社会保障制度が構造的な大転換期を迎えている.その中にあって,公衆衛生活動は,ますます混迷の度を増しているように思われる.「公衆衛生の役割が見えない」といった声とともに,「これからの公衆衛生は,健康危機管理で生き残ればよい」といった矮小化された議論さえ出てきている.ヘルスプロテクションや健康危機管理といった役割は当然として,こうした公衆衛生のアイデンティティの危機について考察するとともに,今後の公衆衛生活動のあるべき方向性についての私見を述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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