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連載 エイズ対策を評価する・6
MSMにおける感染予防(下)
著者: 稲垣智一1 市川誠一2 長谷川博史3 岩室紳也4 上野泰弘1
所属機関: 1東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課 2名古屋市立大学看護学研究科感染予防学 3JaNP+ 4(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
ページ範囲:P.470 - P.474
文献購入ページに移動感染拡大が顕著な年代は
稲垣 東京都のMSM(Men who have Sex with Men)の感染データを年齢ではなく年代で分析すると,団塊ジュニアと思われる32~33歳くらいから40歳の手前の世代で,この10年間で感染が広がったんです.
上野 はじめに現状をみると,平成17年の東京都の感染者患者報告数は,417件で過去最高でした.その推定感染経路をみると,281件,全体の約2/3が同性間性的接触(以下,同性間)でした(図1).またその年齢構成をみると,20歳代と30歳代で約80%でした(図2).
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