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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻8号

2006年08月発行

文献概要

特集 子どもを守る

「乳児死亡率ゼロ」から「子どもを守る」まで

著者: 加藤則子1

所属機関: 1国立保健医療科学院研修企画部

ページ範囲:P.578 - P.583

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 現在わが国で子どもが安全に産み育てられているかということは,その切り口により様々な議論があろう.乳児死亡率が世界最低であることは評価されることであるが,一方で小児医療の供給は多くの問題をはらみ,子どもの犯罪被害が多発する状況をかんがみると,子どもが十分に守られているとは言いがたい.本稿ではこれらの現状について概観し,子どもの健やかな成長のあり方を見直してゆきたい.

参考文献

1) 厚生統計協会:国民衛生の動向2005年. 厚生の指標(臨増):52(9): 58-60, 2005
2) 田中哲郎:小児救急医療の現状と展望. 診断と治療社, 2004
3) 田中哲郎, 市川光太郎, 山田至康:少子化時代における小児救急医療の現状. 小児科40(5): 503-511, 1999
4) 田中哲郎:小児の入院医療費の現状と推移. 小児科臨床56(8): 1727-1736, 2003
5) 田中哲郎:小児救急と小児科医不足. 小児科臨床56(10): 2079-2091, 2003
6) 松村みち子:子どもを犯罪から守るまちづくり. チャイルドヘルス9(1): 26-29, 2006
7) 中村攻:子どもはどこで犯罪にあっているか. 晶文社, 2000
8) 山本裕一:子どもの居場所づくり新プランについて. 保健医療科学53(2): 120-124, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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