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連載 感染症実地疫学・8
市中におけるSalmonella Enteritidis感染症集団発生―長い潜伏期が問題となった事例
著者: 松井珠乃1
所属機関: 1国立感染症研究所感染症情報センター
ページ範囲:P.621 - P.624
文献購入ページに移動2001年に発生したSE感染症の集団発生事例について,以下に,われわれFETP(Field Epidemiology Training Program:実地疫学専門家養成コース)が通常行っている,集団発生調査の際の基本ステップに沿った形式で,事例調査の主要部分について解説してみたい.この事例については,最終的には症例のうち最も多くを占めた集団については原因が判明したが,潜伏期が3~16日(中央値8日)と極めて長いものであったことも調査が難しかった1つの理由であった.なお,事例の詳細,事後の対応については,参考文献3~6)に掲載されているのであわせてご参照いただきたい.
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