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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻9号

2006年09月発行

文献概要

特集 認知症―予防とケアの最前線

認知症患者への病名告知に関する研究

著者: 山口登1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院認知症治療研究センター

ページ範囲:P.690 - P.691

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 認知症の第一の原因疾患はAlzheimer's Disease(以下AD)である.わが国では,1999年11月に軽度から中等度のADに対する治療薬として塩酸donepezilが発売されて以来,ADの早期診断および早期治療の必要性が高まり,認知症に関する情報や啓発活動が増加している.このような社会的背景の流れを受け,治療介入する場合のInformed Consent:IC(説明と同意),特にその前提となる病名告知が問題となってきた.

参考文献

1) 赤沼康弘:判断能力のない人に対する医療行為を考える. pp16-17, DDL magazine, 2005 summer
2) 新井誠:痴呆と4つの「能力」. CLINICIAN 529: 113-116, 2004
3) 今井幸充・他:アルツハイマー病告知の現状と問題点. 老年精神医学雑誌 11(11): 1225-1232, 2000
4) Maguire CP, et al: Familiy member’s attitudes toward telling the patient with Alzheimer’s disease their diagnosis. BMJ 313: 529-530, 1996
5) 高橋忍・他:痴呆の病名告知に関する研究-Alzheimer型痴呆患者本人の意向. 老年精神医学雑誌 16(4): 471-477, 2005
6) 高橋忍・他:認知症の病名告知に関する研究-Alzheimer型痴呆患者への告知に対する医師の意識. 老年精神医学雑誌 16(9): 1049-1055, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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