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連載 レセプト情報を活かす・8
文献概要
診療報酬請求明細書(以下,レセプト)をデータとして利活用する場合の技術的課題には,個人情報に係わるデータ処理から生じるもの,医療情報としての特性から生じるものなどいくつかあると思われる.とりわけ,前者については個人情報保護の問題と個人データの名寄せという相反する関係をどのように解決するか,後者についてはレセプトの傷病名をICD10等の疾病分類に変換する場合によく行われる,補記作業におけるデータの再現性をいかに確保するかという課題が重要である.本稿では,これまでレセプトを大量にデータベース化してきた筆者らの経験から,これらの課題に対応する方法論とポイントを述べたい.
参考文献
1) 小林廉毅:レセプト情報で何ができるか.公衆衛生71(5):428-431,2007
2) 岡本悦司・他:レセプトデータを使用した医薬品有害事象検出データマイニング手法の開発.薬剤疫学10(1):15-23,2005
3) IPDL特許電子図書館http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_list.cgi?STYLE=SIMPLE&sBpos=1&S_WORD1=%93%FA%96%7B%88%E3%97%C3%83f%81%5B%83%5E%83Z%83%93%83%5E%81%5B&R_TYPE1=02&A_HIT=3&U_HIT=0&R_AID=I00254018601& R_UID=I00255024601&sTime=1186719811093
4) 財団法人医療情報システム開発センターhttp://www.medis.or.jp/4_hyojyun/medis-master/index.html
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