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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻12号

2007年12月発行

連載 感染症実地疫学・24【最終回】

地域における感染症実地疫学

著者: 鈴木智之1 森田幸雄1 加藤政彦12 小澤邦寿2

所属機関: 1群馬県衛生環境研究所群馬県感染制御センター 2群馬県衛生環境研究所

ページ範囲:P.1010 - P.1013

文献概要

 群馬県では,感染症の集団発生に対する実地疫学調査を専門的に実施するために,群馬県感染制御センター(以下,GCDC)が設置されている.追加的な業務として疫学調査も行う組織は群馬県以外にも存在するが,疫学調査を行うための組織が地方自治体に設置されている例は,われわれの知る限り,国内には群馬県のみであると思われる.

 筆頭筆者の鈴木智之は,平成19年3月まで国立感染症研究所感染症情報センター実地疫学専門家養成コース(FETP)で実地疫学を学び,同4月より実地疫学専門研究員として群馬県に所属している.本稿ではFETP修了生かつ所属員という視点から,GCDCと実地疫学をテーマとして論じる.

参考文献

1) 茨城県龍ヶ崎保健所(国立感染症研究所感染症情報センター監修):保育所・幼稚園・学校等における麻しん患者発生時の対応マニュアル http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/taiou0610.pdf
2) 平良勝也・他:2006年の麻疹流行状況―沖縄県.病原微生物検出情報(IASR) http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3262.html
3) Morita Y, et al:Sequence and phylogenetic analysis of the nucleoprotein(N)gene in measles viruses prevalent in Gunma, Japan, in 2007. J J Infect Dis(in press)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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