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特集 がん対策・2 がん検診の新手法に関する展望
2.バイオテクノロジーのがん検診への応用とその将来性
著者: 尾野雅哉1 本田一文1 山田哲司1
所属機関: 1国立がんセンター研究所化学療法部
ページ範囲:P.100 - P.102
文献購入ページに移動効率のよいがん検診を行うには,多くの人が定期的に検診を受けることが重要で,検査は受けやすく,網羅性のあるものでなければならない.大腸がんでは,便潜血という非侵襲的な検査でスクリーニングを行い,陽性群に大腸内視鏡検査を行うことでがん検診の有用性を確立している1)が,このように,侵襲の少ない方法で危険群を絞り込み精密検査に至る方法をすべてのがんに応用するためには,網羅的なスクリーニング法の開発が必要である.
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