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連載 エイズ対策を評価する・14
感染者の生活
著者: 岩室紳也1 大石敏寛2 稲垣智一3 上野泰弘3
所属機関: 1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター 2せかんどかみんぐあうと 3東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
ページ範囲:P.148 - P.153
文献購入ページに移動大石 自分がHIVに感染しているとわかったのが,東京都のエイズデーのイベントでした.1990年に1回検査を受けて陰性で,2回目の1991年にもう1回検査を受けて陽性でした.その時代はまだ,患者・感染者というのは目に見えない存在で,メディアで取り上げられるというと,海外の患者・感染者の映像でした.エイズの活動はやっていたのですが,HIVに感染している立場での活動ではなかったので,自分が感染をしたのがわかって,「さて,これからどうしていこうかな」,「どういうふうにエイズの問題と自分の生活とを絡めていこうかな」,と考えていました.
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