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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻2号

2007年02月発行

文献概要

連載 エイズ対策を評価する・14

感染者の生活

著者: 岩室紳也1 大石敏寛2 稲垣智一3 上野泰弘3

所属機関: 1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター 2せかんどかみんぐあうと 3東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課

ページ範囲:P.148 - P.153

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岩室(司会) 「エイズ対策の評価」というと,行政や研究者の立場でされることが多いと思いますが,今回はHIVに感染されている立場で活動されてきた大石さんにお話を伺います.

大石 自分がHIVに感染しているとわかったのが,東京都のエイズデーのイベントでした.1990年に1回検査を受けて陰性で,2回目の1991年にもう1回検査を受けて陽性でした.その時代はまだ,患者・感染者というのは目に見えない存在で,メディアで取り上げられるというと,海外の患者・感染者の映像でした.エイズの活動はやっていたのですが,HIVに感染している立場での活動ではなかったので,自分が感染をしたのがわかって,「さて,これからどうしていこうかな」,「どういうふうにエイズの問題と自分の生活とを絡めていこうかな」,と考えていました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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