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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻4号

2007年04月発行

トピックス

包括的な性感染症対策としてのHIV感染症予防の取り組み―トロント市の公衆衛生局・保健師による地道なパートナー検診プログラム

著者: 堀成美1

所属機関: 1東京都立駒込病院感染症科(医局)

ページ範囲:P.326 - P.329

文献概要

 感染症予防政策は個人のプライバシー等への配慮を含め,予算・有効な介入手段・優先順位に基づき検討される.対策のフレームとしては1次予防・2次予防・3次予防があり,それぞれ介入対象やゴールが異なる.

 2006年10月に,米国感染症学会(IDSA)にあわせて開催地であるカナダのトロント市の公衆衛生局性感染症部門を訪問し,その取り組みについて学ぶことができたので,本稿では今後日本でも検討可能な2次予防政策を中心に述べる.

参考文献

1) Canadian Guidelines for Sexual Health Education http://www.phac-aspc.gc.ca/publicat/cgshe-ldnemss/index.html
2) The Ontario Curriculum, Grades 9 and 10:Health and Physical Education, 1999 The Ontario Curriculum, Grades 11 and 12:Health and Physical Education, 1999 http://www.edu.gov.on.ca/eng/curriculum/secondary/health.html
3) HIV/AIDS,2004年国立感染症研究所感染症情報センター発行「病原微生物検出情報」26(5,No.303):113-114
4) Schackman B:Medical Care. November;44:990-997, News release, 2006
5) Institute of Medicine, No time to Lose:Getting More From HIV Prevention. Washington DC, National Academy Press, 2001
6) MMWR Recommendation Rep;55(NoRR-14):1-17, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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