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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻4号

2007年04月発行

文献概要

連載 エイズ対策を評価する・16

学校におけるエイズ教育(下)

著者: 岩室紳也1 安藤晴敏2 稲垣智一3 阿部真理子4 上野泰弘3

所属機関: 1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター 2神奈川県立津久井高等学校 3東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課 4神奈川県大和西高等学校

ページ範囲:P.350 - P.353

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(前号からのつづき)

若者のHIV感染の実情は

岩室(司会) 上野先生が若者のHIV感染の実情をまとめてくださっています.

上野 東京都のHIV感染者の報告を年代別で見ると,20代と30代で全体の約7割を占めています(図1).近年では10代の報告も多くなり,平成17年は6件,平成18年(速報値)は10件.

 エイズや性感染症について知りたいこととして,20代を見てみると,「治療法」「予防の具体的な内容」「感染したあとの生活」といった項目が,全体として高い傾向でした(図2).

 日本でHIV感染者やエイズ患者が増加している理由として,「性行動が開放的になってきたから」「HIV感染の予防知識が乏しい」と回答した人が約6割で,続いて「予防対策等の教育が十分でないから」でした(図3).また,性行為時にコンドームを利用する理由として,「HIV感染予防のため」と回答した人は約3割でした(図4).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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