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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻5号

2007年05月発行

文献概要

特別寄稿

六ヶ所村の現在から未来を展望する―日本が選んだ原発エネルギーの行方

著者: 鎌仲ひとみ1

所属機関: 1(株)グループ現代

ページ範囲:P.414 - P.418

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原子力立国

 六ヶ所村は本州の北端,青森県下北半島の付け根にある人口12,000人の村だ.2004年,ここに使用済み核燃料再処理工場が完成した.10年がかりの工事に投入された建設費は,2兆2千億円にも上る.日本でも最も高額の建設費が投入された建築物だ.

 この再処理工場は2006年3月31日より,本格稼動に向けた最終試験に入った.また日本政府は向こう5か年のエネルギー長期政策を決定し,基幹エネルギーを原子力発電とし,「原子力立国」をうたいあげた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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