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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻5号

2007年05月発行

文献概要

海外事情

高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)最前線―タイの現状と今後の課題

著者: 金森サヤ子1 神馬征峰1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学教室

ページ範囲:P.439 - P.442

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 高病原性鳥インフルエンザA(Highly Pathogenic Avian Influenza A:HPAI)のヒト症例数は,全世界で2006年8月までに241件に及んでいる.そのうち死亡者数は141件である.タイではこれまでに24件(うち16件のHPAI症例が死亡)が報告されている.ベトナム,インドネシアに次いで多い数である1).筆者らは,2006年7月から8月の間,保健省,教育省,およびこれまでにHPAIの症例が報告されているスパンブリ県を訪問し,タイにおけるHPAIの現状および対策を調査した.

 本稿ではタイのHPAIに対する取り組みの現状および対策を紹介すると共に,今後の課題についても言及する.

参考文献

1) Bureau of General Communicable Diseases, Sep 2006. Avian Influenza surveillance in human-As at September 3, 2006. http://thHPAIgcd.ddc.moph.go.th/HPAI_case_report_060903.html[accessed Sep 3, 2006].
2) Areechokchai D, Jiraphongsa C, Laosiritaworn Y, et al:Centers for Disease Control and Prevention(CDC). Investigation of avian influenza(H5N1)outbreak in humans―Thailand, 2004. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 28(55) Suppl 1:3-6, 2006 Apr
3) Department of Livestock Development, Avian influenza situation. http://www.dld.go.th/home/bird_flu/recover.html[accessed Sep 3, 2006].
4) National Economic and Social Development Board, ThHPAI Economic Performance in Q4 and Outlook for 2004-Executive Summary. http://www.nesdb.go.th/econSocial/macro/Outlook_data/econ_outlook_q4_46/03.pdf[accessed Sep 3, 2006].

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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