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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻6号

2007年06月発行

文献概要

連載 レセプト情報を活かす・3

医療制度改革とレセプト活用

著者: 岡本悦司1

所属機関: 1国立保健医療科学院経営科学部経営管理室

ページ範囲:P.510 - P.516

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 2008年医療制度改革の重要な柱にメタボリック症候群対策があり,全医療保険者に40~74歳被保険者にメタボリック症候群のための健康診査と保健指導が義務づけられる.義務づけられる健診と保健指導は,従来からの「通常」の保健事業と区別するため「特定」健康診査,「特定」保健指導と呼ばれる(以下,特定健診・保健指導).

 誤解があるといけないので最初に述べるが,特定健診・保健指導が義務づけられるからといって,それ以外の,たとえばがん検診のような「通常」の保健事業をやらなくていいとか,ましてや禁止されたわけでは決してない.通常の保健事業も今後いっそうやるべきだが,計画や評価の対象になるのは特定健診・保健指導だけ,という意味である.たとえば腹囲が85cm(男)未満で肥満ではないが血圧は高い,という人も保健指導は行うべきだが,特定保健指導には該当しないので評価対象にはならない.

参考文献

1) 岡本悦司・他:レセプト突合による基本健康診査受診者の受療状況.日本公衛誌43(10)(演題抄録):92,1996
2) プログラムの全内容は厚生労働省(mhlw.go.jp)ならびに国立保健医療科学院(niph.go.jp)のサイトに掲載
3) 東京都国民健康保険団体連合会.東京の国保48(563):26,2007
4) 日刊社会保険新報2006年12月27日号pp6-7

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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