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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻7号

2007年07月発行

文献概要

特集 狂犬病・デング熱・マラリア・コクシジオイデス症―海外で罹る危険性のある感染症 海外で罹る危険性のある感染症update

6.赤痢・コレラ

著者: 荒川英二1

所属機関: 1国立感染症研究所細菌第一部

ページ範囲:P.572 - P.577

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 わが国の海外渡航者は,法務省の統計によると,2005年は1,740万人あまりが出国しており,訪問先としては,上位5位までのアメリカ合衆国(ハワイ州やグアム,サイパンを含む),中国,韓国,香港,台湾でおよそ70%を占めている.しかし,赤痢やコレラの流行地である他のアジア地域やアフリカにも多くの日本人が訪れている.

参考文献

1) WHO:Shigellosis;Disease burden, epidemiology and case management. Wkly Epidemiol Rec 80(11):94-99, 2005
2) 国立感染症研究所(編):〈特集〉細菌性赤痢2003~2005.病原微生物検出情報27(3):61-63,2006
3) 松島章義:〈国内情報〉ペット用サルに起因したと思われる赤痢の発生について.病原微生物検出情報15(1):3-4,1994
4) 相楽裕子:〈特集関連情報〉細菌性赤痢の外来治療における問題点.病原微生物検出情報27(3):69-70,2006
5) WHO:Cholera 2005. Wkly Epidemiol Rec 81(31):297-308, 2006
6) 国立感染症研究所(編):〈特集〉コレラ2002~2005.病原微生物検出情報27(1):1-5,2006
7) WHO:Cholera 1991. Wkly Epidemiol Rec 67(34):253-360, 1992
-O1 in India and Bangladesh. Lancet 341(8856):1346-1347, 1993
non-O1. Wkly Epidemiol Rec 68(20):141, 1993
10) 杉山明ら:〈特集関連情報〉2004年12月~2005年9月の間に三重県で発生した死亡事例を含む4例のコレラ.病原微生物検出情報27(1):6-7,2006
11) 相楽裕子:輸入感染症.予防医学39:42-49,1997
12) 太田正樹ら:海外渡航者のコレラ集積例,2005年.病原微生物検出情報27(1):7-8,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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