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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生71巻7号

2007年07月発行

文献概要

特集 狂犬病・デング熱・マラリア・コクシジオイデス症―海外で罹る危険性のある感染症

海外勤務健康管理センターでの感染症対策

著者: 濱田篤郎1 奥沢英一1

所属機関: 1労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター

ページ範囲:P.582 - P.585

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 観光や業務で海外に渡航する日本人の数は年々増加しており,海外滞在中に健康問題を起こす者も相当数に上っている.こうした健康問題を未然に回避するためには,出国前に十分な予防対策を提供しておくことが必要になる.特に近年増加の著しい途上国への渡航者については,感染症への対策が欠かせないものである.

 そこで,本稿では海外渡航者の感染症対策について,海外勤務健康管理センターの活動や研究データを中心に解説する.

参考文献

1) Steffen R, et al:Health problems after travel to developing countries. J Infect Dis 156(1):84-91, 1987
2) 濱田篤郎・他:発展途上国に長期滞在する日本人の腸管寄生虫感染状況の変化.感染症学雑誌77(3):138-145, 2003
3) 奥沢英一・他:輸入腸管寄生虫症.GI Research 14(4):3-8,2006
4) 濱田篤郎・他:海外渡航者のマラリア予防・海外派遣企業での対応.Clinical Parasitology 17(1):38-41,2006
5) Hamada A, et al:The use of travel vaccines by Japanese expatriates in developing countries. Tropical Medicine and Health 32(2):199-202,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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