公衆衛生71巻8号

2007年08月発行

連載 保健予防事業のアウトソーシング最前線・6

保健予防事業のアウトソーシングの課題と解決のための鍵

著者： 山田敦弘¹

所属機関： ¹(株)日本総合研究所

ページ範囲：P.707 - P.710

　本誌3月号より5回にわたって，医療保険者および保健予防アウトソーサー(委託事業者)のそれぞれの視点から保健予防事業のアウトソーシングを概観的に解説してきた．本号では，次号からの現場に身を置く専門家からのリレー執筆が始まる前に，これまで取り上げた課題を通じてどのような取り組みが必要なのかを一旦取りまとめ，解決の鍵を提言する．

参考文献

1) Kessler RC, et al:Health ＆ Work Productivity. pp1-5, The University of Chicago Press, 2006

2) Rosen RH, et al:Healthy Company;Eight Strategies to Develop People, Productivity, and Profits. J P Tarcher, 1992

3) 平成16年度情報システム調達モデル研究事業報告書．財団法人ニューメディア開発協会，2003年11月

4) 島田達巳：自治体のアウトソーシング戦略―協働による行政経営．ぎょうせい，2000

5) 標準的な健診・保健指導プログラム(完成版)．厚生労働省，2007

6) 日本総合研究所(山田敦弘執筆)：リスクマネジメントABC；健診・保健指導の義務化．日刊工業新聞25面，2007年2月6日

7) 山田敦弘：ニュース交差点；健康診断，国民の義務に．日経ネットプラス，2007 https://netplus.nikkei.co.jp/forum/kosaten/t_82/e_356.php