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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻10号

2008年10月発行

文献概要

連載 公衆衛生のオルタナティブ・3

【対談】 健康情報とメディア(上)

著者: 松永和紀 坪野吉孝1

所属機関: 1東北大学公共政策大学院

ページ範囲:P.802 - P.806

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坪野 昨(2007)年は「発掘!あるある大事典Ⅱ」(以下「あるある」と表記)のデータ捏造事件に始まり,食品偽装問題に終わるという感じでした.今年に入ってからも,農薬の混入した中国製餃子の健康被害問題がマスコミのトップを飾り,また偽装事件も後を絶たず,食品の問題が常に世の中のトピックになっています.食品の効能,あるいは安全性に関して,さらにそれをめぐるメディア報道のあり方についても大きな問題になっています.そこで今回は,元毎日新聞記者で科学ジャーナリストの松永さんにおいでいただきました.

 松永さんの著書『メディア・バイアス―あやしい健康情報とニセ科学』(光文社新書,2007)が出版されてすぐに拝読しましたが,非常に面白かったです.今回,お会いさせていただくにあたり一部読み返しておりましたが,2回目に読んでも刺激的で教えられる部分が多い本だと感じました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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