文献詳細
特集 日本の食を守れるか?
文献概要
輸入食品の残留農薬やBSE(牛海綿状脳症)の問題,偽装表示事件,食料品値上げなど,私たちは食をめぐるたくさんの問題に取り囲まれている.他方で,「○○を食べると△△に効く!」など,食に関係したテレビ番組や雑誌の健康情報もあふれている.その中には,真偽が不明なもの,間違ったものも多い.
こうした状況では,いかにして信頼できる質の高い情報が社会でより広く共有され,人々の生活の中で活かされるようにするかが決定的に重要である.本稿では,そうした食に関する情報共有の問題点や課題について,「消費者視点の重視」,「参加型手法の有効性」という観点から考えてみたい.
こうした状況では,いかにして信頼できる質の高い情報が社会でより広く共有され,人々の生活の中で活かされるようにするかが決定的に重要である.本稿では,そうした食に関する情報共有の問題点や課題について,「消費者視点の重視」,「参加型手法の有効性」という観点から考えてみたい.
参考文献
1) 平川秀幸:リスクガバナンス.城山英明(編):科学技術ガバナンス,pp73-106,東信堂,2007
2) 小林傳司:誰が科学技術について考えるのか.名古屋大学出版会,2004
3) 杉山滋郎・他:小特集 遺伝子組換え作物コンセンサス会議.科学技術コミュニケーション1:72-111,2007
掲載誌情報