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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻12号

2008年12月発行

文献概要

特集 地球温暖化対策―京都の約束

地球温暖化対策としての森林管理の意義と課題

著者: 松本光朗1

所属機関: 1森林総合研究所温暖化対応推進拠点温暖化対応推進室

ページ範囲:P.956 - P.960

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 2007年に発表された,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による第4次評価報告書(以下,AR4と略)は,地球温暖化の現状を詳細に記述し,その原因を人為的な温室効果ガスによるものであるとほぼ断定した.同時に,AR4は温暖化の影響やその緩和策について部門別に議論しており,森林の位置づけやその管理の重要性についても明らかにしている.

 本稿では,AR4を踏まえ,地球温暖化における森林の位置づけや役割を解説し,森林管理の意義と課題を議論したい.

参考文献

1) IPCC:Climate Change 2007―The Physical Science Basis. Cambridge University Press, 2007
2) IPCC:Climate Change 2007―Mitigation of Climate Change. Cambridge University Press, 2007
3) Natural Resources Canada:Is Canada's Forest a Carbon Sink or Source? http://cfs.nrcan.gc.ca/news/544, 2007
4) エドウィン宮田・他:アメリカ合衆国における森林火災について(I).山林1452:23-37,2005
5) 日本国:京都議定書3条3及び4の下でのLULUCF活動の補足情報に関する報告書,2008
6) 外崎真理雄・他:地球温暖化防止と木材の利用.木材工業63(2):52-57,2008
7) FAO:Global Forest Resources Assessment 2005, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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