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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻12号

2008年12月発行

文献概要

視点

ビタミンDと疾病予防―最近の話題

著者: 中村和利1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科地域予防医学講座

ページ範囲:P.922 - P.923

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 2007年12月の『TIME』誌の特集「Top 10 Medical Breakthroughs」の第10位に「Benefits of Vitamin D」としてビタミンDが取り上げられた.ビタミンDの新たな効用が明らかになってきているので,本稿ではビタミンDと疾病予防に関する最近の話題を提供したい.

 ビタミンDが骨の健康に重要であることは誰しも知っている事実である.過去においては,ビタミンD欠乏症によるクル病(骨軟化症)が公衆衛生上の重要な問題であったことからもわかる.現在,それに変わるビタミンD関連の健康問題は骨粗鬆症であろう.日本では,ビタミンD製剤が骨粗鬆症の治療によく使われているという事情があるため,ビタミンDは骨粗鬆症の予防にも有効であると考えている人が多いようだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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