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「公衆衛生」書評
青少年の健康リスク―喫煙,飲酒および睡眠障害の全国調査から フリーアクセス
著者: 宮下和久1
所属機関: 1和歌山県立医科大学医学部衛生学教室
ページ範囲:P.986 - P.986
文献購入ページに移動ところで,日本人の主要死因である,いわゆる生活習慣病は,いずれも働き盛りの30歳,40歳代からの日常生活習慣のゆがみやストレスの過度な集積が背景にあり,それ以降の年代で疾病現象として顕在化してくるものである.メタボリックシンドロームの予防のための特定健診,特定保健指導は,まさにその年代をターゲットとしたハイリスクグループへの介入指導により,今後の生活習慣を変容させようとするものである.それに加えて必要とする,根本的な戦略は,若い頃からの望ましい生活習慣の形成である.生涯を通じての健康づくりの基盤形成が,青少年期にこそダイナミックに展開されねばならない.
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