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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻2号

2008年02月発行

文献概要

特集 統合医療への期待―21世紀の予防医学と健康づくり 相補・代替医療の実際

1.伝統医学アーユルヴェーダの理論と治療の実際

著者: 幡井勉12

所属機関: 1東邦大学 2日本アーユルヴェーダ学会

ページ範囲:P.106 - P.109

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 アーユルヴェーダとは,アーユス(生命)とヴェーダ(知識,知恵)の複合語で,生命の科学という意味がある.およそ3000年の歴史があり,4ヴェーダのうち最後に成立したアタルヴァ・ヴァーダに起源をもつと言われている.しかし,アタルヴァ・ヴァーダは魔術・宗教的な色彩が強く,経験・合理的な医学になるまでにはその後数百年の年月を要した.主にサーンキヤ哲学を背景に体系化されたアーユルヴェーダができあがったのは,紀元前7世紀と考えられている.

 日本におけるアーユルヴェーダ研究は1970年丸山博1)によって開始された.当初のアーユルヴェーダ研究会が現在日本アーユルヴェーダ学会となり,研究,教育,普及活動が展開されている.

参考文献

1) 丸山博(編):インド伝統医学入門.東方出版,1992
2) クリシュナU・K(著):アーユルヴェーダ健康法.春秋社,1992
3) 幡井勉・他(著):生命の科学―アーユルヴェーダ.柏樹社,1990
4) 東田千尋:アシュワガンダによる神経変性疾患の改善作用.アーユルヴェーダ研究37:45-50,2007
5) 御影雅幸・他:金沢糸1号完成の経緯.アーユルヴェーダ研究35:96-101,2005
6) 上馬場和夫・他:シロ・ダーラーによる生理的変化.アーユルヴェーダ研究31:81-88,2001
7) 上馬場和夫・他:アーユルヴェーダの科学的研究up to date.アーユルヴェーダ研究35:76-92,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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