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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻2号

2008年02月発行

文献概要

特集 統合医療への期待―21世紀の予防医学と健康づくり 相補・代替医療の実際

3.温泉療法の科学と有効性

著者: 久保田一雄1

所属機関: 1群馬温泉医学研究所

ページ範囲:P.116 - P.119

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 日本人は一般に温泉好きで漠然と健康によいと信じている.疲れた時の一番人気は何といっても温泉である.また,難治の病にかかると,最後の救いを温泉に求める場合もある.まさに温泉は万病を癒す神秘の泉,魔法の泉である.

 古来,日本人は湯治と称して温泉に病を癒す穏やかな効能を求めてきた.ところが現代人はそのような湯治には満足せず,生活習慣病である高血圧症や糖尿病,さらにはがんにまでその効果を期待している.科学的検証はほとんど行われていないのに,効能が一人歩きしている.

参考文献

1) 久保田一雄:補完・代替医療 温泉療法.金芳堂,2006
2) Kubota K, et al:Treatment of refractory cases of atopic dermatitis with acidic hot-spring bathing. Acta Derm Venereol 77:452-454, 1997
;A possible treatment for acute atopic dermatitis. Acta Derm Venereol 79:360-362, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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