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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻2号

2008年02月発行

文献概要

特集 統合医療への期待―21世紀の予防医学と健康づくり

世界的にみる相補・代替療法の現状と課題―がんを中心に

著者: 坪野吉孝1

所属機関: 1東北大学公共政策大学院

ページ範囲:P.124 - P.128

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 がんの患者や体験者が,各種の相補・代替療法(以下,代替療法と略す)を使用している.代替療法の有効性と安全性に関する関心も高まっている.本稿では,がんの代替療法に関する研究状況を概観する.第一に,2002年ハーバード大学のグループが公表したシステマティック・レビューの結果を示す.第二に,がんの食事療法に関する2006年のメタ分析を紹介する.最後に,2007年11月世界がん研究基金が公表した食物・栄養・運動とがん予防に関する報告書の判定を示す.

参考文献

1) Weiger WA, et al:Advising patients who seek complementary and alternative medical therapies for cancer. Ann Intern Med 137:889-903, 2002.
2) ウエンディ・ウエイガー(著),坪野吉孝(訳):がんの代替療法―有効性と安全性がわかる本 ハーバード大学の研究グループによる最新報告.法研,2004
3) Davies AA, et al:Nutritional interventions and outcome in patients with cancer or preinvasive lesions;Systematic review. J Natl Cancer Inst 98:961-973, 2006
4) World Cancer Research Fund/American Institute for Cancer Research:Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer;A Global Perspective. Washington DC:AICR, 2007(Accessed November 15, 2007, at http://www.dietandcancerreport.org.)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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