icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻4号

2008年04月発行

文献概要

連載 PHNに会いたい・8

―和歌山県難病・子ども保健相談支援センター―「保健相談と支援」をつなぐパブリックヘルス

著者: 荘田智彦 内田史1 中江静子1 石井美保1 前島知子1 小畑和香1

所属機関: 1和歌山県立医科大学附属病院3F 和歌山県難病・子ども保健相談支援センター

ページ範囲:P.314 - P.320

文献購入ページに移動
 私にとって「子ども難病」という言葉の響きは特別の思いがあります.実は私自身,長男が小学4年生時に小児てんかんという病を発症し,27歳の若さで昨年他界するまで,厳しい難治性てんかんとの闘病を経験してきた父親の1人だったからです.今回の取材のきっかけもこの個人的な事情が和歌山県の難病子ども保健相談支援センターの内田史保健師(43)とのご縁を結んでくれました.

 昨年12月1日,私は有志と共に東京大学安田講堂で第1回「てんかん治療の明日を考えるシンポジウム」を開催しました.不治の領域と思われてきた難治性てんかんに,脳神経外科の手術が近年有効な治療法となっていることを広く伝えるための催しです.このシンポジウムは,全国から800人にも上る患者・家族,医療,保健,教育関係者が集まり盛況でした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら