文献詳細
連載 地域における自殺対策の新展開―自殺は予防できる・2
文献概要
青森県の自殺死亡率の特徴
青森県は平成14年から4年続けて自殺死亡率全国ワースト2という位置である.平成15年には576名という自殺者を出し,ある統計の専門家から「次は青森が1番だよ」とかなり確信を持って言われていたが,幸いに私が赴任してから少しずつ自殺者は減り,現在に至っている(図1).
図2で年齢別に見てみると,やはり中高年男性の自殺が多いというのが特徴であるが,地域差があり,特に津軽地域は男性の中高年の自殺者が非常に多いという特徴がある.南部地域の岩手県境の町村は,それプラス男性・女性の高齢者が多いという特徴がある.
青森県は平成14年から4年続けて自殺死亡率全国ワースト2という位置である.平成15年には576名という自殺者を出し,ある統計の専門家から「次は青森が1番だよ」とかなり確信を持って言われていたが,幸いに私が赴任してから少しずつ自殺者は減り,現在に至っている(図1).
図2で年齢別に見てみると,やはり中高年男性の自殺が多いというのが特徴であるが,地域差があり,特に津軽地域は男性の中高年の自殺者が非常に多いという特徴がある.南部地域の岩手県境の町村は,それプラス男性・女性の高齢者が多いという特徴がある.
参考文献
1) 渡邉直樹,辻浦智香子,瀧澤透:六戸町心の健康に関する調査報告書.青森県立精神保健福祉センター,2004
2) 保坂 隆:自殺企図の実態と予防介入に関する研究.厚生労働科学研究研究費補助金(こころの健康科学研究事業)平成16年度総括研究報告書
3) 本橋 豊,渡邉直樹(編著):自殺は予防できる.すぴか書房,2005
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