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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻6号

2008年06月発行

文献概要

連載 予防活動のガイドライン・6

食事

著者: 佐々木敏1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学

ページ範囲:P.491 - P.493

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サマリー

 健康的な食事改善に向けた行動療法的指導をすべての健康な人にルーチンで行うことについては,その是非に関する確たるエビデンスはなく,どちらか一方を推奨できるものではない(Rating I).

 脂質異常症の患者や循環器疾患ならびに食習慣が関連する生活習慣病の危険因子を有する成人患者に対しては,強力な行動療法的な食事指導を行うことが推奨される.それはプライマリケアを専門とする医師が行ってもよいし,栄養士など他の専門家に委ねてもよい(Rating B).

参考文献

1) Sasaki S, Yanagibori R, Amano K:Self-administered diet history questionnaire developed for health education:a relative validation of the test-version by comparison with 3-day diet record in women. J Epidemiol 8:203-215, 1998
2) Forster JL, Jeffery RW, VanNatta M, et al:Hypertension prevention trial:do 24-h food records capture usual eating behavior in a dietary change study? Am J Clin Nutr 51:253-257, 1990
3) Ockene IS, Hebert JR, Ockene JK, et al:Effect of physician-delivered nutrition counseling training and an office-support program on saturated fat intake, weight, and serum lipid measurements in a hyperlipidemic population;Worcester Area Trial for Counseling in Hyperlipidemia(WATCH). Arch Intern Med 159:725-731, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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