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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻7号

2008年07月発行

文献概要

特集 たばこ研究

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ページ範囲:P.521 - P.521

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 2003年5月の健康増進法(第25条:受動喫煙対策)の施行から5年を経過しました.2005年2月には「たばこ規制枠組み条約(FCTC)」の発効などもあり,わが国の「たばこ対策」は着実に加速しました.これとともに,喫煙行動の実態,受動喫煙対策,喫煙防止教育および禁煙治療などに関する研究も盛んになり,その成果が数多く報告されています.

 しかしながら,ヘルスプロモーションの観点からたばこ規制政策を展開している国々と比べて,わが国のたばこ対策には課題が多いのも事実です.たとえば,価格政策が不十分なこと,アクセス政策が遅れていること(たばこ自販機が今でも全国に40万台以上設置),広告規制や警告表示が甘いことなどが指摘されています.このような環境の中で喫煙防止教育や禁煙治療が行われ,その効果の評価に関する研究を行っているのが,わが国の実情です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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