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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻8号

2008年08月発行

文献概要

特集 地域における医師職のあり方

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ページ範囲:P.609 - P.609

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 病院の医師不足,診療科閉鎖,廃院・統廃合,地域偏在化,妊産婦のたらいまわし等々の問題が連日報道されています.しかし昭和40年頃にも同じような,インターン制度廃止,無医地区・僻地医療・救急医療体制の不備による患者のたらい回しなどの問題が報道されていました.その問題解決のために,自治医科大学(以下,自治医大)の創設,一県一医大の推進など,医師養成数を増加させる対策が講じられることになりました.

 その後,わが国の医療状況を見ると,医師養成数を増加させることだけでは医療問題が解決できないことが示されているように思います.自治医大は既存の医科大学とは異なる使命を有して開校しました.卒業生が社会に出て30年の年月が経っています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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