icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生72巻9号

2008年09月発行

文献概要

視点

自覚的な眠気がない睡眠障害に注意

著者: 谷川武1

所属機関: 1愛媛大学大学院医学系研究科公衆衛生・健康医学分野

ページ範囲:P.684 - P.686

文献購入ページに移動
予兆のない居眠りの危険性

 事例1:走行中に気がつくと目的地についていることがあった.高速道路で運転中,気がついたら出口で側壁に衝突していた.それ以外にも壁に接触することがよくあった.

 事例2:運転中に居眠りをすることが頻繁にあり,最近10年間に5回追突事故を起こした.

参考文献

1) 谷川武・他:平成16年度厚生労働省委託研究「睡眠時無呼吸症候群が労働安全に及ぼす影響に係る調査」研究報告書.pp1-43,2004
2) 井上雄一・他:平成18年度警察庁委託調査研究による「睡眠障害と安全運転に関する調査研究」研究報告書.pp16-22,2007
3) 谷川武・他:職域における睡眠時無呼吸症候群(SAS)スクリーニングの重要性.睡眠障害の基礎知識.日本労務研究会,pp94-114,2008
4) Van Dongen HP, et al:The cumulative cost of additional wakefulness;Dose-response effects on neurobehavioral functions and sleep physiology from chronic sleep restriction and total sleep deprivation. Sleep 2:117-126, 2003
5) 国土交通省自動車交通局「SASに注意しましょう」   http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090601_.html
6) Tanigawa T, et al:Sleep-disordered breathing and blood pressure levels among shift and day workers. Am J Hypertens 19:346-351, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら