icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生73巻1号

2009年01月発行

文献概要

連載 研修医とともに学ぶ・9

地域保健・医療研修における診療所研修のあり方を考える

著者: 嶋村清志1

所属機関: 1滋賀県甲賀保健所

ページ範囲:P.62 - P.63

文献購入ページに移動
 新医師臨床研修制度における地域保健・医療研修において,地域「医療」研修,いわゆる診療所研修は極めて重要なメニューであり,その研修のあり方については,保健所内はもちろんのこと,地元医師会(長)とも十分に議論をしておく必要があります.

 甲賀保健所の場合,地域保健・医療研修は1か月間あり,そのうち約1週間程度,研修医は地元開業医の診療現場に出向いて研修を受けることとしています.その診療所研修は地元医師会の全面的な協力のもと,研修医それぞれの意向も尊重した上で実施されるべきだと考えています.そして,研修医は地域の良き先生方の後ろ姿を見て,生涯のロールモデルと接する絶好の機会を得てほしいと思います.指導医は医師として,また1人の人生の先輩として,ともに地域医療の現場で実際に共有できる時間を持てることが,研修医にとって,非常に大きな糧になると思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら