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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生73巻10号

2009年10月発行

文献概要

特集 これからの予防接種

成人に対するDTPワクチンの必要性―百日咳,破傷風対策

著者: 岡田賢司1

所属機関: 1国立病院機構福岡病院小児科

ページ範囲:P.732 - P.736

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はじめに

 重篤な副反応で一時中止された百日咳菌体を用いた全菌体ワクチン(DTwP:wはwhole cell)は,わが国で改良され,感染防御抗原のみを精製したDTaP(Diphtheria toxoid, Tetanus toxoid and acellular Pertussis:沈降精製ジフテリア・破傷風・無細胞百日咳)ワクチンとして1981年から世界に先駆け接種された.乳幼児の百日咳患者数は激減し,その有効性と高い安全性が認められ,多くの国々で接種されている.相対的に成人百日咳が増加してきた.破傷風患者は高齢者に多い.その対策を検討した.

参考文献

1) 感染症発生動向調査週報2009年第13週 http://idsc.nih.go.jp/idwr/doukou/2009d/13douko.html#top
2) 百日咳DB:全国の百日咳発生状況 http://idsc.nih.go.jp/disease/pertussis/pertu-db.html
3) 破傷風2008年末現在:IASR 30:65-66, 2009 http://idsc.nih.go.jp/iasr/30/349/tpc349-j.html
4) 法律による予防接種:予防接種ガイドライン2009年度版.pp1-86,予防接種リサーチセンター,2009
5) Recommended childhood and adolescent immunization schedule-United States, 2006. Morb Mortal Wkly Rep 54(52):Q1-Q4, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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