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特集 これからの予防接種
成人に対するDTPワクチンの必要性―百日咳,破傷風対策
著者: 岡田賢司1
所属機関: 1国立病院機構福岡病院小児科
ページ範囲:P.732 - P.736
文献購入ページに移動重篤な副反応で一時中止された百日咳菌体を用いた全菌体ワクチン(DTwP:wはwhole cell)は,わが国で改良され,感染防御抗原のみを精製したDTaP(Diphtheria toxoid, Tetanus toxoid and acellular Pertussis:沈降精製ジフテリア・破傷風・無細胞百日咳)ワクチンとして1981年から世界に先駆け接種された.乳幼児の百日咳患者数は激減し,その有効性と高い安全性が認められ,多くの国々で接種されている.相対的に成人百日咳が増加してきた.破傷風患者は高齢者に多い.その対策を検討した.
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