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活動レポート
減量プログラムへの参加人数の違いによる減量効果の比較
著者: 久保田晃生1 永田順子2 杉山真澄3 石塚貴美枝2
所属機関: 1東海大学体育学部生涯スポーツ学科 2静岡県総合健康センター 3静岡県東部健康福祉センター
ページ範囲:P.872 - P.876
文献購入ページに移動肥満は高血圧症,2型糖尿病などの多様な慢性疾患を誘発,合併しやすいことが知られている.そのため,肥満予防,改善は重要であり,体重減少(以下,減量)のための運動や食事指導が含まれたプログラムが,地域1),職域2)で実践され成果を得ている.ところで,減量プログラムは,集団参加による運動や食事指導の場合もあるが,基本的には1人で参加するものが多い.これは,減量が個人の努力で運動や食事の改善を図り行うためと考えられる.
しかし筆者ら3)は,通常個人で参加する形式を,3人1グループで参加する形式とした減量プログラムを試みた.この減量プログラムは12週間で現体重から5%の減量を目指した.そして,3人で共通した減量に繋がる運動,食事目標の達成状況,1日の平均歩数状況を評価した.38グループ中32グループが継続し,継続者の92.7%に平均3.7kgの減量が認められた.この成果から,3人1グループで参加する形式は,効果的な減量の取り組みになる可能性が示唆された.
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