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特集 公衆衛生の人づくり・1 変わりゆく地域保健の人材育成
文献概要
不易流行という言葉がある.時代が大きく変化するにつれて,保健所に求められる役割も変わらざるを得ない.しかし,本質的に維持すべきものも忘れてはならない.激動の時代には,本質的なコアの役割を見据えながら,時代の要請にも応えられるしっかりとした専門機関としての土台を築くことが,間違いのない方法と考える.まさに「人は石垣,人は城」であり,頼りになる専門家集団こそがその土台である.
時代に流されず,現実的な限界にも縛られず,直面する議論から少し離れて,公衆衛生の本質に立ち帰りながら,保健所の役割と価値,さらに人材育成のポイントを考えたい.
時代に流されず,現実的な限界にも縛られず,直面する議論から少し離れて,公衆衛生の本質に立ち帰りながら,保健所の役割と価値,さらに人材育成のポイントを考えたい.
参考文献
1) Winslow CEA:Winslow's definition of public health. Encyclopedia Britannica 15:740, 2001
2) The Pan-American Health Organization:The Essential Public Health Functions(EPHF)
http://www.paho.org/English/DPM/SHD/HP/EPHF.htm
3) Public Health in America:Essential Public Health Services and Public Health Wheel
http://www.health.gov/phfunctions/public.htm
4) 佐甲 隆:行政風土のイノベーションをめざして~保健所の機能強化とエンパワメント.月刊自治研47(10):40-49, 2005
5) 中瀬克己・他:急がれるシミュレーション訓練の充実と危機管理システムの導入.公衆衛生情報37(10):34-37, 2007
6) 佐甲 隆:WHOグローバルコンピテンシーモデル.三重県立看護大学紀要11:93-99, 2007
7) 佐甲 隆:地方分権と保健所.公衆衛生67(5):346-349, 2003
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