icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生73巻2号

2009年02月発行

文献概要

連載 パートナーシップ時代の国際保健協力―これから国際保健協力を志す若者への10章・5

国際保健における多国間援助機関と二国間援助機関の役割と現状

著者: 鷲見学1 武井貞治2 中谷比呂樹3

所属機関: 1WHO本部事務局総務局 2国連合同エイズ計画モニタリング 3WHO本部事務局

ページ範囲:P.133 - P.136

文献購入ページに移動
 第1章から第4章の中で取り上げてきたように,現在,国際保健のランドスケープの変化が起きている.WHOなどの国連機関や,国際開発金融銀行などの多国間援助機関,そしてUSAID(米国),DFID(英国),CIDA(カナダ),JICA(日本)といった二国間援助機関に加え,ゲイツ財団などの民間財団,国境なき医師団のようなNGO,そして様々な種類のパートナーシップが出現してきている.本稿と次稿では,これらの相互に協力し,あるいは競合しながら国際保健を支えている組織・団体を具体的に紹介することとしたい.まず今回は,古くから国際保健分野に貢献してきた,主要な多国間援助機関および二国間援助機関に焦点を当てて,その種類や役割等を紹介しつつ,それらの資金の流れや最近の動向などについて言及する.

参考文献

1) Richard Skolnik:Essentials of Global Health. Jones and Bartlett Publishiers, 2008
2) Dean T Jamison(著),竹内勤,中谷比呂樹,武井貞二,斎藤智也,畔上佳枝(訳):国際保健の優先課題(Priority in Healthの訳書).保健同人社,2007
3) WHO中期事業計画Medium-term Strategic Plan(MTSP)2008-2013 http://www.who.int/gb/e/e_amtsp.html
4) JICA http://www.jica.go.jp/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら