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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生73巻3号

2009年03月発行

文献概要

特集 公衆衛生の人づくり・2 専門性を支える公衆衛生人教育

現場を支える結核対策指導者養成研修の現状と課題

著者: 加藤誠也1

所属機関: 1結核予防会結核研究所

ページ範囲:P.180 - P.183

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 わが国の結核罹患率は近年低下傾向を続けており,2007年には人口10万対19.8を初めて下回った.現在の傾向が持続すれば,2020年頃には人口10万対10以下の低まん延状態になるものと期待される.現在,結核対策には高齢者,社会経済的弱者,罹患率の大きな地域格差,集団感染事件,多剤耐性結核,外国人結核など多くの問題が残っているが,低まん延状態すなわち患者の減少に伴ってさらに顕在化する問題として,技術的適正性の維持・確保がある.本稿ではこのような状況を踏まえながら,研修開始から15年以上経過した結核対策指導者養成研修についてアンケートを行ったので,調査結果を元に検討する.

参考文献

1) 加藤誠也:低まん延状況下の課題.低まん延状況下における結核対策のあり方.結核84,2009(印刷中)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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