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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生73巻3号

2009年03月発行

文献概要

特集 公衆衛生の人づくり・2 専門性を支える公衆衛生人教育

現場の感染症対策を担う専門家教育の現状と課題―FETP

著者: 中瀬克己1

所属機関: 1岡山市保健所

ページ範囲:P.184 - P.189

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FETP(実地疫学専門家養成コース)とは

 FETP(Field Epidemiology Training Program in Japan:実地疫学専門家養成コース)は,米国CDC(Center for Diseases Control and Prevention:疾病予防管理局)でのプログラムを基として,ヨーロッパ,アジアなど世界の多くの国で行われている専門家養成コースである.わが国やオーストラリアなどのように修了時に公衆衛生修士の取得が可能なプログラムもある.FETPの研修は6つの要素から成っているが,その核となるアウトブレイク調査を通じてどのような教育がなされているか,私自身の経験を例として紹介したい.その後に公衆衛生行政における実地疫学とその人材養成について述べたい.

参考文献

1) 感染症研究所ホームページより http://idsc.nih.go.jp/fetpj/jisseki_jpn.htm http://idsc.nih.go.jp/fetpj/index.html
2) セラチアによる院内感染事例報告書.堺市保健福祉局,大阪,2000
3) 岡澤昭子・他:セラチア院内感染事例―堺市.IASR22(2):38-40,2001
4) 感染症・食中毒集団発生対策研究会:アウトブレイクの危機管理,医学書院,2000
5) 平成12年10月27日医薬安第127号 セラチアによる院内感染防止対策の徹底について
6) Katsumi Nakase, et al:Nosocomial Serratia marcescens outbreak in Osaka Prefecture, Japan, 1999-2000. The Society for Healthcare Epidemiology of America, 2001
7) 公衆衛生情報研究協議会 http://www.chieiken.gr.jp/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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