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雑誌目次

雑誌文献

公衆衛生73巻5号

2009年05月発行

雑誌目次

特集 自然毒食中毒

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ページ範囲:P.319 - P.319

 一般的に食中毒の原因として挙げられるのは,サルモネラ,腸管出血性大腸菌などの細菌やノロウイルスなどのウイルスです.これら以外にも食中毒を引き起こすものとして,微生物の一種であるクリプトスポリジウムなどの原虫が知られています.

 食中毒の原因はこれらの微生物以外にも存在しますが,一般的にあまり知られていません.まず,同じように微生物が原因となる食中毒として,真菌・カビによるものがあります.この真菌・カビによる食中毒は,真菌・カビが産生する毒素によって起こります.さらに微生物以外を原因とする食中毒が存在しています.ひとつは昨年世間を騒がせた農薬による食中毒に代表されるもので,化学物質による食中毒です.もうひとつはフグやキノコに代表される自然界の魚介類や植物,一般的な食品が原因となる食中毒であり,自然毒と呼ばれる物質が原因になります.

自然毒による食中毒の概要

著者: 西田茂樹

ページ範囲:P.320 - P.322

 食中毒の原因としては細菌やウイルス等の微生物が一般的であるが,微生物以外を原因とする食中毒が存在している.その1つは化学物質を原因とする食中毒であり,食品や飲料水の中に有毒な化学物質や金属等が含有されることで発生する.昨今問題になった有機リン系農薬メタミドホスが混入した餃子による食中毒がこれに該当する.もう1つは植物や動物(魚介類)を食べて食中毒を起こす場合であり,自然毒による食中毒と呼ばれている.自然毒食中毒は有毒な化学物質を含んだ植物や動物を食べることで発生するものであり,化学物質が原因となる点では本質的には化学物質による食中毒と変わりはない.しかし,化学物質による食中毒が本来その食品が持っていない化学物質によって汚染されて食中毒が発生する場合を指すのに対して,自然毒による食中毒は植物や動物が本来含有している有毒な化学物質や食物連鎖で動物の体内に蓄積した有毒な化学物質により食中毒が発生する場合を指す点で異なっている.化学物質による食中毒の中にも,自然界に存在するヒ素が井戸水の中に溶け出し,その井戸水を飲んで起こる慢性のヒ素中毒のような例もある.このような場合自然界に存在する有害物質による食中毒であるが,これは一般的には自然毒による食中毒には含めない.

 自然毒による食中毒は,大きく植物によるものと動物によるものとに分けられる.

フグ毒による食中毒

著者: 荒川修 ,   谷山茂人 ,   高谷智裕

ページ範囲:P.323 - P.327

 日本人の多くはフグに致死的な毒があることを知っている.にもかかわらず,昔からフグを好んで食べ,独自のフグ食文化を築き上げてきた.しかしながら,これによる食中毒も多発したため,1983年12月に厚生省(現厚生労働省)は「フグの衛生確保について」の通知を出して食用にできるフグの種類と部位,採捕海域を明文化した.以後,専門店での事故はほとんどなくなったが,素人が自分で釣ったフグや知人から譲り受けたフグを自ら調理し,肝臓や卵巣などの有毒部位を食べて中毒する事例が未だに後を絶たない.

 本稿では,フグ毒の性状,フグ毒を持つ魚介類の種類や部位,フグによるヒトの中毒事例などについて解説するとともに,最近問題となっているフグ以外の魚介類によるフグ毒中毒,ならびにフグ毒とは異なる毒によるフグ中毒について紹介する.

貝毒による食中毒

著者: 村上りつ子

ページ範囲:P.328 - P.332

 四方海に囲まれているわが国では,貝類は重要な蛋白源として古代より好んで食されてきた.しかし,貝類は常に安全な食べ物とは限らず,新鮮なものでも時として毒を保有するため,ヒトがこれを食べて食中毒し,死に至ることもある.

 本稿では,このような食中毒の原因となる貝毒について述べる.

マリントキシンによる食中毒(シガテラ)

著者: 大城直雅 ,   稲福恭雄

ページ範囲:P.333 - P.336

 シガテラ(ciguatera, CFP:ciguatera fish poisoning)は,主に太平洋,インド洋とカリブ海の熱帯・亜熱帯の魚による食中毒で1~4),日本では沖縄県や鹿児島県奄美地方を中心に毎年発生が見られる.シガテラの語源はカリブ海でciguaと呼ばれている巻貝(Cttarium pica)で,この巻貝による食中毒を指していたが,カリブ海以外も含めた熱帯・亜熱帯域で発生する致死性の低い魚介類中毒の総称として使われるようになった2,4).その後,シガテラの原因毒素(シガトキシン類:CTXs)が発見されるなど,研究が進むにつれて,最近ではCTXsを起因とする魚類による食中毒を指す傾向にある2)

キノコによる食中毒

著者: 横山和正

ページ範囲:P.337 - P.340

 キノコ中毒が食中毒に占める割合は,2~3%(件数)であるが,死亡者の割合は2~3割である.厚生労働省の統計によると,2003~2007年の5年間に食中毒による死亡者は計31名,そのうち,キノコによるものが11名(31%)である1).キノコ中毒が発生件数の低い割に死亡率が高い理由は,野生のキノコを採取し食べるためと考えられる.

山野草(植物毒)による食中毒

著者: 指田豊

ページ範囲:P.341 - P.344

 われわれの身近にはかなりの数の有毒植物が生えており,毎年同じ時期に同じ植物による中毒が繰り返されている.多くは食用植物との誤認によるものである.

 以下,しばしば食中毒を起こす山野草について解説する.

野菜・木の実等による食中毒

著者: 代田修

ページ範囲:P.345 - P.349

 日本における食中毒発生原因は,細菌やウイルスなどの微生物に起因する感染型食中毒が大多数を占めるが,その他にも植物性・動物性自然毒や化学物質による毒素型食中毒が発生している.一般的な食品である野菜等による食中毒を考えてみても,不衛生な場所での保管・調理による感染型(毒素型を含む)食中毒はもとより,残留(もしくは混入)農薬による健康被害などが頭に浮かぶが,それ以外に植物自身が有する毒性物質による毒素型食中毒を忘れてはいけない.

 本稿では野菜・木の実等の自然毒による食中毒について,基礎的なことから解説する.

わが国におけるカビ毒による食中毒とその現状

著者: 杉山圭一 ,   小西良子

ページ範囲:P.350 - P.352

 昨年9月に起こった事故米および12月に起こった汚染米事件により,食品を汚染するカビ毒が注目を集め,その健康被害への関心が急激に高まっている.カビ毒とはその名の通り,カビが産生する二次代謝産物のうち,ヒトや家畜に慢性,急性の健康被害を引き起こす化学物質を指す.カビ毒のような自然毒は環境中に常在するものであるため,気候や天候などで大きな影響を受け,根絶は不可能と言われている.また,カビ毒の多くは耐熱性であることから,加工工程等では容易には減毒しないため,食品衛生上きわめて重要な危害物質の1つである.

 本稿では,食品に汚染する主要なカビ毒とその中毒を,誌面の許す限り紹介していきたい(表).

自然毒食中毒の防止と公的責任

著者: 阿彦忠之 ,   笠原義正

ページ範囲:P.353 - P.356

 自然毒による食中毒を防止するための公的施策としては,フグ毒のように調理に関する業務独占資格(条例による免許制度等)を設ける方法,および貝毒のように生産海域におけるモニタリングとその結果に応じた出荷規制を行う方法などがある.

 一方,きのこや山菜等の植物が関連した食中毒の防止については,調理資格やモニタリングによる規制制度がないため,山菜等の採取者あるいは調理者個々人の知識に頼る面が大きい.しかしながら,植物性自然毒(以下,植物毒)による食中毒では,同じ種類の植物による事例が繰り返されており,山菜等採取時の誤認の経緯や採取場所の環境などにも類似点が多い.食文化との関連で,原因植物の種類には地域的な特徴が見られるので,各地域の公衆衛生機関(保健所,地方衛生研究所)が健康危機管理業務の一環として,中毒事例に関する情報を収集・分析し,その結果に基づく予防方法の提案や啓発資料の作成,および人材育成などに取り組むことが重要と考える.

 そこで本稿では,自然毒の中でも植物毒による食中毒に焦点を当て,国内における最近の中毒事例の要因や特徴などを概観したうえで,植物毒食中毒を防止するための公的施策のあり方を提案したい.また,植物毒食中毒の発生件数が最も多い地域の1つである山形県において,衛生研究所が取り組んでいる中毒防止のための情報収集や啓発活動について紹介する.

視点

退院支援は終の住みかの選択になり得るのか

著者: 宮内佳代子

ページ範囲:P.316 - P.317

 かつて,退院すると家族が快気祝いにお赤飯を炊き,世話になった人に配った懐かしい時代があったが,現代はどうだろうか.「退院してもいいですよ」と医師に言われて浮かない顔をする家族が珍しくないのは,なぜなのか.さまざまな理由があるにせよ「退院を素直に喜べない時代」には,何か問題がありそうだ.

連載 働く人と健康―精神科臨床医の立場から・5

診療現場から見た労働関連自殺(いわゆる「過労自殺」)

著者: 天笠崇

ページ範囲:P.358 - P.361

はじめに

 2000年3月25日,「電通過労自殺最高裁判決」1)を伝える記事が,各紙新聞1面トップを飾った.過労自殺された息子さんの父親(原告)と,急逝された藤本正弁護士2)の後を引き継いだ代理人川人博弁護士とが,判決に臨むため,裁判所の階段を上っていく写真3)が,筆者の脳裡に鮮明に焼き付いている.すでに「karoshi」はそのまま英語で通じるが,この労働裁判史上歴史的な判決をさかのぼること2年前に刊行された著作4)のタイトル,『過労自殺』の言葉が,また新たに世界に向け発信された瞬間だった.1997年に地方公務員課長職の労災申請用の意見書を皮切りに,今日まで筆者は,意見書および鑑定書を作成することで,労働関連自殺,いわゆる「過労自殺」事例に継続して関わってきた5).本連載読者の関心にいかほど沿うか正直心もとないが,本稿では,働く人の健康が最も阻害された態様である労働関連自殺について,筆者が最近考えていることを述べてみたい(裁判所へ提出する文書を鑑定書,労基署等へ提出する文書を意見書と通常呼ぶが,以下本稿では両者を単に「意見書」と記載する).

パートナーシップ時代の国際保健協力―これから国際保健協力を志す若者への10章・8

パートナーシップの姿

著者: 武井貞治 ,   鷲見学 ,   中谷比呂樹

ページ範囲:P.362 - P.365

 国際社会における保健問題が複雑化・高度化する中,保健支援のランドスケープが変化しつつあり,G8サミット,保健外交や多国間・二国間援助を通じて国際保健の現状について,第1章から5章において概説してきた.また,第6章と7章では,新たな国際協力メカニズムの出現として,世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)の活動と革新的な手法を用いて国際貢献を行っているUNITAIDの姿を,知的所有権の問題も含めて説明した.本稿では,今までに議論してきた多様な支援方法を踏まえつつ,国際保健の構造変化の大きな特徴となっているパートナーシップ型の支援について解説することとする.

リレー連載・列島ランナー・2

保健所支援~健康危機管理・IT活用をキーワードとして

著者: 岸本益実

ページ範囲:P.366 - P.369

はじめに

 北海道の荒田吉彦先生よりリレー執筆のバトンを渡された.

 筆者は1994年から広島県の保健所等に勤務してきた.2007年に現所属配属となり,現在(2009年2月)に至っている.最近は,全国規模の健康危機管理事例が頻発しており,保健所の現場でも対応に追われている.中国産冷凍ギョウザの問題,微量採血用穿刺器具の問題,新型インフルエンザへの備えなど,最新の情報を共有しながら,迅速な対応が求められる案件に事欠かない.このような状況の中で,関係者のネットワークを強化し,効率的で迅速な仕事ができるように,少しでも寄与できることはないか,と考えている.

 平成17年度から,全国保健所長会の理事となり,会の仕事や研究班,研修会などに参画し,様々な経験をさせていただいている.平成20年度からは広報担当理事となり,全国保健所長会のホームページの管理などを担当している.全国保健所長会のホームページアドレスは「http://www.phcd.jp」である.健康危機管理関連情報はもちろん,理事会,委員会,研究班,各地の活動報告など掲載し,全国保健所長会の活動を周知している.ホームページアクセス数は,この1~2年で飛躍的に増加した.全国の保健所関係者の皆様には,日頃からのホームページ運営へのご協力に感謝申し上げ,今後一層のご協力をお願いしたい.

 本稿では保健所支援・健康危機管理・IT活用等の観点から,最近筆者が関与した研究班活動を紹介する.

保健師さんに伝えたい24のエッセンス―親子保健を中心に・2

子育て支援とは―ピアサポートも含めて

著者: 平岩幹男

ページ範囲:P.370 - P.373

 「子育て支援」という言葉は,最近よく耳にします.子育てをさまざまな角度から応援するということなのでしょうが,この言葉を気軽に使う前に考えておく必要があります.子育ては果たして支援されるべきものなのでしょうか? またすべての子育てが支援を必要としているのでしょうか? 耳に心地よい「支援」という言葉を使う前に,考えておく必要がありそうです.

ドラマティックな公衆衛生―先達たちの物語・5

農民とともに:「愛情こそが最高の技術」―若月俊一

著者: 神馬征峰

ページ範囲:P.374 - P.377

…医学は,抽象的な「医学」のお化けのためにあるのではない(文献1),p25)


「医学」のお化け

 若月俊一(1910年6月26日~2006年8月22日)は,長野県佐久市にある佐久総合病院を育て,日本において農村医学を確立した外科医である.と同時に,農村における公衆衛生の改善に尽くした.

 若月が佐久の農村に入ったのは第二次世界大戦敗戦前の昭和20年3月,34歳の時であった.これまでに紹介した先達に比べるとスタートラインが遅い,かのように見える.しかしながら,それに先駆け,工場労働者の健康問題・社会問題に関心を抱き,論文を書いている.おそらくはそれが1つの原因で治安維持法違反として逮捕・投獄という経験もしている.投獄されたのは昭和19年1月から12月まで.岩波新書に若月の評伝を書いた南木佳士2)によれば,その経験が,若月の「目だけが笑っていない」笑顔の原因ではないかと言う.

PHNに会いたい・18【最終回】

―神奈川県横浜市―大都市圏の保健(師)活動を考える(下)

著者: 荘田智彦 ,   海原逸子 ,   大浜悦子 ,   平智子 ,   田中みを ,   田中美穂 ,   藤井深雪

ページ範囲:P.378 - P.386

行政機能優先の仕組みと保健師活動

 2008年12月中旬,日曜日朝のテレビ番組で横浜市の中田宏市長(44)が「行政に残る仕事は“仕組み”をつくること」と言っているのを耳にしました.「現行の“仕組み”では保健師らしい仕事はできないと言う保健師もいます」という話を聞いたばかりでした.

 2002年,最年少の政令市市長となった中田は,2006年2期目の再選を果たして間もなく,「これからの20年,横浜が目指す都市の姿」として,『横浜市基本構想(長期ビジョン)~市民力と創造力により新しい「横浜らしさ」を生み出す都市~』を発表しています.横浜が目指す新都市像とは,たとえば①世界の知の集まる交流拠点都市,②人も企業も躍動する活力創造都市,③豊かな生活環境のある生活快適都市,④人と自然が共生し,環境と経済の好循環を実現する環境行動都市,⑤いつまでも安心して暮らせる安全安心都市,の5本柱を示し,実現のための基本姿勢として「市民力の発揮~新しい公共の創造(■市民主体の取組み■市民と行政,協働による取組み)~」「行政の役割~自立と分権の地方自治を目指して~」を掲げています.「らしさ」と「仕組み」はどうリンクするのでしょう.

衛生行政キーワード・55

今後の認知症対策について

著者: 武田章敬

ページ範囲:P.387 - P.389

 わが国では高齢化の進行とともに認知症の人が増加している.認知症になると自立して社会生活や日常生活を送ることが困難となることから,本人や家族にとって大きな問題となる.

 わが国における認知症対策については,これまでも「痴呆」という用語を「認知症」に改めたことによる理解の促進,介護サービスの基盤整備や認知症医療・介護に携わる人材の育成,地域ケア体制の構築等により,認知症の人やその家族に対する支援が着実に進んでいる.

 このような中で,平成20年5月,今後の認知症対策をさらに効果的に推進し,適切な医療や介護,地域ケア等の総合的な支援により,たとえ認知症になっても安心して生活できる社会を早期に構築することが必要との認識のもと,「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」が設置され,7月10日にその検討結果が報告された.

 本稿では,この「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」報告書をもとに,今後の認知症対策について概説したい.

研修医とともに学ぶ・12

医療機関立ち入り検査と感染性廃棄物のゆくえ~病院から出たごみは何処へ行く~

著者: 嶋村清志

ページ範囲:P.390 - P.391

 「地域保健・医療」研修における対物保健分野の方略として,生活衛生分野(本コラム第6回:食肉衛生検査所・第7回:動物保護管理センター)の重要性についてはご紹介しましたが,今回は医療機関立ち入り検査と環境保健について考えてみたいと思います.環境保健については,とりわけ廃棄物対策は公衆衛生の現場で非常に重要なウエイトを占めているにもかかわらず,研修方略として取り込まれていないところもあるようです.

 そもそもわれわれの生活を根底から支えている安全な水や空気,食品などは,恒常的かつ適正に処理されている下水処理や廃棄物処理の恩恵の上に成り立っていることを忘れてはなりません.日本が経験した水俣病やイタイイタイ病,四日市喘息といった公害は決して過去のものではありません.公害被害者の苦しみを無にしてはならないと思います.研修医にはこれから先も医師として,環境と住民(臨床)の間には関連があることを忘れないでほしいと思っています.

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あとがき フリーアクセス

著者: 西田茂樹

ページ範囲:P.394 - P.394

 衛生研究所において,和菓子に使われる「生あん」の検査を行うことがあるとお聞きになって,読者の皆さまは何の検査を思い浮かべられるでしょうか.実は「生あん」の中に青酸化合物が含まれていないかを検査しています.この検査は,「生あん」の原料として使われる豆類の中に青酸化合物を含んでいるものがある(本特集内「野菜・木の実類等による食中毒」を参照して下さい)ために実施されます.

 自然毒というと,まずフグや毒キノコを思い浮かべますが,あんを使った和菓子のように身近に危険が潜んでいるものがあります.また,自然毒による食中毒は,ジャガイモやアサリ等といった,ごく一般的な食品が原因になる場合があり,さらに身近なところに危険が潜んでいると言えます.そして,身近な存在であるにもかかわらず,知識が普及していないため,栽培したジャガイモによる集団食中毒が小学校で起こったりしています.

基本情報

公衆衛生

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1170

印刷版ISSN 0368-5187

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