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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生73巻5号

2009年05月発行

文献概要

特集 自然毒食中毒

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ページ範囲:P.319 - P.319

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 一般的に食中毒の原因として挙げられるのは,サルモネラ,腸管出血性大腸菌などの細菌やノロウイルスなどのウイルスです.これら以外にも食中毒を引き起こすものとして,微生物の一種であるクリプトスポリジウムなどの原虫が知られています.

 食中毒の原因はこれらの微生物以外にも存在しますが,一般的にあまり知られていません.まず,同じように微生物が原因となる食中毒として,真菌・カビによるものがあります.この真菌・カビによる食中毒は,真菌・カビが産生する毒素によって起こります.さらに微生物以外を原因とする食中毒が存在しています.ひとつは昨年世間を騒がせた農薬による食中毒に代表されるもので,化学物質による食中毒です.もうひとつはフグやキノコに代表される自然界の魚介類や植物,一般的な食品が原因となる食中毒であり,自然毒と呼ばれる物質が原因になります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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