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連載 ドラマティックな公衆衛生―先達たちの物語・6
「生命への畏敬」の実践:理想に生き抜くこと―アルベルト・シュバイツァー
著者: 神馬征峰1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科・国際地域保健学教室
ページ範囲:P.466 - P.469
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アルベルト・シュバイツァー(1875年1月14日~1965年9月4日)は,ドイツ出身のアルザス人.牧師の子として裕福な家に育った.神学者,哲学者,医師,音楽学者,オルガニスト.アフリカの医療や公衆衛生の改善に尽くした.1952年にはノーベル平和賞を受賞している.
シュバイツァーといえば,かつては児童向けの偉人伝に必ずとりあげられていた人である.しかし今はむしろ,遅ればせながら30歳位になって医学部に入学した人とか,遅ればせながら国際保健をめざした人にとってのよき先達となりうるかもしれない.シュバイツァーもまた,30歳で医学を学び始め,38歳になってアフリカのガボンに旅立った医師であったから.
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