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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻10号

2010年10月発行

文献概要

特集 母子保健をめぐる今日的課題

妊婦健診の現状と課題

著者: 松田義雄1

所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科・母子総合医療センター

ページ範囲:P.824 - P.828

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はじめに

 終戦後から約半世紀をかけて,わが国の母子保健は世界のトップクラスに駆け上ってきた.しかしながら,ここに来て,産科医療を取り巻く環境の劣悪化により,地域によってはこれまでのような産科医療提供体制の確保が難しくなってきており,大きな社会問題となっている.体制の再構築は急務の課題であるが,一朝一夕で解決できるものではない.そのため,少なくとも今の母子保健レベルを低下させないために,何をすべきなのか?

 妊婦健診の現状と課題を,産科医師の立場から,改めて考えてみたい.

参考文献

1) 竹村 喬,中島有加理,山地健二,小山田浩子:保健指導の意義と歴史的推移.ペリネイタルケア(夏期増刊):14-24,1996
2) 本多 洋:妊婦の定期健康診査の歴史とその意義.周産期医学24:1043-1044,1944
) 鈴井江三子:妊婦健診は 妊婦健診とは? これからの妊婦健診のあり方を考える.ペリネイタルケア24(2):90-97,2005
4) 松田義雄:平成21年度厚生労働科学研究補助金「わが国における新しい妊婦健診体制構築に関する研究」

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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