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連載 保健師さんに伝えたい24のエッセンス―親子保健を中心に・19
文献概要
思春期の子どもたちは,大人と子どもを足して割ったものではありません.体やこころの発達においても個人差が大きい時期ですし,大人として扱うには社会的自立という面から不十分である反面,子どもとして扱うには自我が十分に芽生えています.思春期の子どもたちへの対応をする上で,もっとも大切なことは,そのときに抱えている問題に対応することだけではなく,子どもの生活の質(Quality of Life:QOL)を守るために何をするかを考えることです.これは不登校・ひきこもりでも性の問題でも同じです.QOLを守るためには,保健や医療だけではなく,社会や,時には政策的な対応も必要になります.
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