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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻10号

2010年10月発行

文献概要

連載 保健師さんに伝えたい24のエッセンス―親子保健を中心に・19

思春期相談と思春期対応の体制作り

著者: 平岩幹男12

所属機関: 1国立成育医療センタークリニカルアドバイザー 2

ページ範囲:P.874 - P.877

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 思春期の子どもたちは,大人と子どもを足して割ったものではありません.体やこころの発達においても個人差が大きい時期ですし,大人として扱うには社会的自立という面から不十分である反面,子どもとして扱うには自我が十分に芽生えています.思春期の子どもたちへの対応をする上で,もっとも大切なことは,そのときに抱えている問題に対応することだけではなく,子どもの生活の質(Quality of Life:QOL)を守るために何をするかを考えることです.これは不登校・ひきこもりでも性の問題でも同じです.QOLを守るためには,保健や医療だけではなく,社会や,時には政策的な対応も必要になります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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