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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻11号

2010年11月発行

文献概要

特集 再考:HIV/AIDS予防対策

HIV感染者/エイズ患者の多い地域における公衆衛生専門機関の現状と課題

著者: 川畑拓也1 小島洋子1 森治代1

所属機関: 1大阪府立公衆衛生研究所感染症部ウイルス課

ページ範囲:P.914 - P.917

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はじめに

 大阪府は,東京都に次いで全国で2番目に新規HIV感染者/エイズ患者(以下,HIV/エイズ)報告数が多い.その大阪府の地方衛生研究所である当所におけるHIV/エイズ対策について紹介する機会を得たので,以下に記す.また,地方行政のHIV/エイズ対策について思うところを述べたい.

参考文献

1) 上羽 昇,他:大阪府におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV-1)の侵淫度調査('92~'94).日本公衛誌(第54回日本公衆衛生学会総会演題集)42(8):1250,1995
2) 川畑拓也,他:大阪府内のSTDクリニックにおけるHIV抗体調査と性感染症抗体調査.日本エイズ学会誌6(4):249,2004
3) Kojima Y, et al:Recent Diversity of HIV-1 in Individuals who visited STI-related clinics in Osaka, Japan. Journal of Infection and Chemotherapy 14(1):51-55, 2008
4) 森 治代,他:治療歴のないHIV感染者における薬剤耐性変異の検出例.感染症学雑誌75(第75回日本感染症学会総会 学術講演抄録):126,2001
. Antiviral Research 16:243-266, 1991
inhibits an early stage of HIV-1 replication without blocking viral adsorption. Antiviral Chemistry & Chemotherapy 13(5):283-288, 2002
7) 大竹 徹,他:実験室的方法によるHIV感染者のフォローアップ その1:ウィルス分離は発症予測に有用である.感染症学雑誌70(4):338-346,1996
8) 森本素子,他:実験室的方法によるHIV感染者のフォローアップ その2:遺伝子解析による病態進行と薬剤の効果判定.感染症学雑誌70(4):347-353,1996
9) 泉本(小島)洋子,他:HIV患者における薬剤耐性遺伝子検出の意義.第11回日本エイズ学会抄録集,p65,1997
10) 森 治代,他:HIV感染者におけるウイルスphenotypeの量的変動.第50回日本ウイルス学会学術集会・総会プログラム・抄録集,p138,2002
11) Gatanaga H, et al:Drug-Resistant HIV-1 prevalence in patients newly diagnosed with HIV/AIDS in Japan. Antiviral Research 75:75-82, 2007
12) http://www.jfap.or.jp/strategic_study/index.html
13) 今井光信,他:厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業HIV検査相談機会の拡大と質的充実に関する研究.平成18~20年度 総合研究報告書,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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