icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻12号

2010年12月発行

文献概要

特集 救急医療を救う

AED普及の現状と課題

著者: 丸川征四郎1

所属機関: 1医療法人医誠会病院救急医療センター

ページ範囲:P.1014 - P.1017

文献購入ページに移動
はじめに

 非医療従事者のAED使用(PAD)は,平成16年に心肺停止傷病者の救命率向上を目的に認可された.以来,AEDの設置が急速に普及し,心肺蘇生法の普及活動も各種の団体,医療施設によって広く行われている.しかし,市民によるAED使用は期待したほどには増加しておらず,克服すべき課題が数多く残されている.

 本稿では,これらの課題に対する厚生労働省(厚労省)の科学研究班における研究成果1,2)から,トピックスを取り上げ,現状と課題について概説する.

参考文献

1) 平成18年度厚生労働科学研究費補助金,循環器疾患等生活習慣疾病対策総合研究事業「自動体外式除細動器(AED)を用いた心疾患の救命率向上のための体制の構築に関する研究(H18-心筋-001)」 http://kouroukaken-kyukyusosei.info/archive
2) 平成21年度厚生労働科学研究費補助金,循環器疾患等生活習慣疾病対策総合研究事業「心疾患循環器疾患等の救命率向上に資する効果的な救急蘇生法の普及啓発に関する研究(H21-一般-001)」 http://kouroukaken-kyukyusosei.info/subjectreports
3) 自動体外式除細動器(AED)の適切な管理等の実施について http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/04/h0401-4.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら