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連載 保健師さんに伝えたい24のエッセンス―親子保健を中心に・21
文献概要
飲酒・喫煙・薬物乱用は,保健部門が健康教育として依頼されることの多い分野です.どのように教育をするかということについては多くの事例が出ていますが,わが国では飲酒・喫煙については比較的寛容であり,家庭内での浸透が存在するために,実際に子どもたちに教育をしてもなかなか防止にはつながらないという問題があります.薬物乱用には覚せい剤などからシンナーなどに至るまで多くの種類がありますが,これらは家庭内からではなく,外からの誘惑によって引き起こされることが多いために,健康教育の有効な分野ではありますが,いったん乱用が始まると再発率が高いという問題があります.今回は,これらの現状についてお話しした後で,健康教育や相談において留意する点について述べます.
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