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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻12号

2010年12月発行

文献概要

連載 衛生行政キーワード・71

わが国の健康づくり運動について

著者: 赤羽根直樹1

所属機関: 1厚生労働省健康局総務課

ページ範囲:P.1055 - P.1057

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健康づくり運動にかかるこれまでの経緯など

 がん,心筋梗塞,脳卒中,糖尿病等は,成人病と呼ばれていたが,生活習慣の改善によってこれらの疾患を予防しようという考えから,平成8年,厚生省の公衆衛生審議会から意見具申「生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について」がなされ,「生活習慣病」という概念の導入が提唱され,定着がはかられた.平成8年当時は成人病に対する一次予防として第二次国民健康づくり対策「アクティブ80ヘルスプラン」が実施され,栄養,運動および休養に関する指針の策定が行われていたものの,その後,平成12年より,こうした予防重視の流れの中でさらに一次予防に重点を置いた施策として,第三次国民健康づくり対策「21世紀における国民健康づくり運動」(健康日本21)(図1)1)が開始された.

参考文献

1) 健康日本21 http://www.kenkounippon21.gr.jp/
2) 健康日本21中間評価報告書 http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/ugoki/kaigi/pdf/0704hyouka_tyukan.pdf
3) コミュニケーションの手引き http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/communication_manual/pdf/CommunicationManual_100324.pdf
4) 健発第0903003号「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針について」の一部改正について http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/law/index_3.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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